利回り(りまわり)
カテゴリ: 基本概念
投資金額に対してどれくらい収益が得られたかを示す年率の指標。利率と混同されがちだが、売却損益や分配金も含んだ実際のリターンを表す。
利回りとは
利回り(りまわり)は、投資した金額に対して1年あたりどれくらいの収益が得られたかをパーセンテージで示す指標です。100万円を投資して1年間で5万円の収益を得られた場合、利回りは5%となります。預金金利のような「利率」は単に利息だけを指しますが、利回りは利息に加えて売却益・分配金・手数料控除後の実質的な収益までを含めて計算することが多く、より実態に近い数字です。
利率との違い
混同されやすいのが「利率」との違いです。利率は契約時に決まった一定の利息の割合のことで、例えば年利1%の定期預金なら毎年元本の1%が利息として付きます。一方、利回りは投資期間中の価格変動や分配金を含めた最終的な収益率を指します。債券でも、表面利率(クーポン)と実際の利回り(最終利回り)は異なります。償還時の差損益が効いてくるためです。
複利利回りと単利利回り
利回りには「単利利回り」と「複利利回り」があります。単利利回りは利息を再投資しない前提、複利利回りは利息を元本に組み込んで再投資する前提で計算します。同じ100万円を年5%で20年運用した場合、単利なら最終200万円(利回り5%)ですが、複利だと約265万円になります。長期投資では複利利回りで考えるのが基本です。
利回りの目安
主な資産の歴史的な年平均利回りは、定期預金で0.01〜0.2%、国内債券で0.5〜1%、先進国株式で5〜7%、新興国株式で6〜9%程度です。ただしこれらはあくまで長期平均で、単年ではマイナスになることも珍しくありません。「高い利回り=高いリスク」が原則で、年10%超の高利回り商品を謳うものは詐欺やハイリスク商品の可能性が高いので注意が必要です。
よくある質問
- Q. 利回りと利率の違いは?
- A. 利率は契約時に決まった一定の利息の割合で、利回りは売却益・分配金・手数料控除後の実質的な収益率を指します。利回りの方が実際の運用成績に近い数字です。
- Q. 年利回り何%を目安にすればいい?
- A. 長期の世界株式インデックスで年5〜7%が一つの目安です。年10%超の高利回りを謳う商品はリスクが極端に高いか詐欺の可能性もあるため注意が必要です。
- Q. 利回りはどう計算する?
- A. 基本は(1年あたりの収益÷投資元本)×100です。複数年なら複利利回りで計算するのが一般的で、(最終金額÷元本)の n 乗根から1を引いてパーセント化します。
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最終更新: 2026-04-15