標準偏差(ひょうじゅんへんさ)
カテゴリ: リスクとリターン
データのばらつきの大きさを示す統計指標。投資ではリターンの振れ幅=リスクの尺度として使われ、数値が大きいほど値動きが激しい。
標準偏差とは
標準偏差は、データが平均値からどれくらい散らばっているかを数値で表す統計指標です。投資の世界では、過去のリターンの標準偏差を「リスク」として使います。たとえば年平均リターン5%、標準偏差15%の資産は、1年間のリターンが約68%の確率で-10%〜+20%の範囲に収まる、という読み方をします。
資産クラス別の標準偏差
資産クラスによって標準偏差は大きく異なります。日本国債は年2〜3%程度、先進国債券は年5〜8%、先進国株式は年15〜20%、新興国株式は年20〜30%が目安です。100万円を標準偏差20%の資産に投資した場合、1年後に約95%の確率で60万〜140万円の範囲に収まります。最悪ケース(2標準偏差)で40%の下落もあり得ると理解しておくことが大切です。
分散投資で標準偏差を下げる
異なる値動きをする資産を組み合わせると、ポートフォリオ全体の標準偏差は個々の資産の単純平均よりも小さくなります。これが分散投資の数学的な根拠です。たとえば株式(標準偏差20%)と債券(標準偏差5%)を50:50で組み合わせると、相関が低ければポートフォリオの標準偏差は10%以下になることもあります。リスクを下げながらリターンを維持するには、分散投資が最も効果的な方法です。
よくある質問
- Q. 標準偏差とは何ですか?
- A. データの散らばり具合を表す統計指標です。投資では過去のリターンの標準偏差をリスクの尺度として使い、数値が大きいほど値動きが激しい(リスクが高い)ことを意味します。
- Q. 標準偏差からリスクをどう読み取りますか?
- A. 平均リターン±1標準偏差の範囲に約68%、±2標準偏差の範囲に約95%の確率で収まります。たとえば平均5%・標準偏差15%なら、1年後のリターンは約68%の確率で-10%〜+20%です。
- Q. 標準偏差を下げるにはどうすれば?
- A. 異なる値動きをする資産を組み合わせる分散投資が最も効果的です。株式と債券のように相関が低い資産を組み合わせると、ポートフォリオ全体の標準偏差を大きく下げられます。
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最終更新: 2026-04-13