信託報酬しんたくほうしゅう

カテゴリ: コスト

投資信託を保有している間、運用・管理の対価として毎日差し引かれるコスト。年率で表示され、長期運用ではリターンに大きく影響する。

信託報酬とは

信託報酬は、投資信託の運用会社・販売会社・信託銀行に支払われる運用管理費用です。保有期間中、信託財産から毎日自動的に差し引かれるため、投資家が別途支払う手続きは不要ですが、その分だけ基準価額の上昇が抑えられます。年率で「0.1%」「1.5%」のように表示され、この率が低いほど投資家の手元に残るリターンが大きくなります。

長期運用での影響

信託報酬の差はわずかに見えても、長期では大きな違いになります。たとえば100万円を年利5%で20年運用する場合、信託報酬0.1%なら約261万円、1.0%なら約221万円になります。差は約40万円。毎月3万円を20年積み立てるケースでは、信託報酬0.1%なら約1,222万円、1.0%なら約1,095万円で、約127万円もの差が開きます。「たった0.9%」が20年で100万円以上の差を生むのです。

信託報酬の目安と選び方

インデックスファンドの信託報酬は年0.05〜0.2%程度が主流で、アクティブファンドは年1.0〜2.0%前後が一般的です。同じ指数に連動するインデックスファンドなら、信託報酬が低いものを選ぶのが鉄則です。eMAXIS Slimシリーズのように業界最低水準を目指すファンドもあります。なお、信託報酬以外にも売買委託手数料や監査報酬などの「隠れコスト」があるため、実質コスト(運用報告書に記載)も確認すると万全です。

よくある質問

Q. 信託報酬とは何ですか?
A. 投資信託を保有している間、運用・管理の対価として信託財産から毎日自動的に差し引かれるコストです。年率で表示され、投資家が別途支払う必要はありませんが、リターンを押し下げる要因になります。
Q. 信託報酬はどれくらいが適正ですか?
A. インデックスファンドなら年0.05〜0.2%程度が主流です。同じ指数に連動するファンドなら信託報酬が低いものを選ぶのが基本。アクティブファンドは1.0〜2.0%が一般的ですが、コストに見合うリターンが出ているか確認が必要です。
Q. 信託報酬が高いと何が問題ですか?
A. 長期投資ではわずかな差が大きな影響を生みます。たとえば信託報酬0.1%と1.0%の差は、毎月3万円を20年積み立てた場合に約127万円もの差になります。長く持つほどコストの影響は大きくなります。

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最終更新: 2026-04-13

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