投資トレンド — 2026年06月
複利計算プロフェッショナルの匿名シミュレーションデータから、
今月の投資トレンドをまとめました。
今月のハイライト
2026年6月の試算トレンド:月額積立は3万円に、想定利回りは7%が最多に浮上
月額積立の中央値は3万円に低下
シミュレーターに入力された月額積立額の中央値は3万円と、前月(4.5万円)から下がり3月と同じ水準に戻りました。1万円未満の少額帯が29.5%と前月(23.1%)から増え、3万円以下が全体の半数(50.6%)を占めています。一方で平均は約9.3万円と中央値を大きく上回ったまま。少額でこまめに確かめる試算と、高額でまとめて確かめる試算が混在する構図は今月も変わりません。
想定利回りは7%が最多に浮上
試算に使われた想定利回りは、これまで最多だった5%を抑えて7%(17.5%)がトップに立ちました(5%は16.9%)。中央値は7.0%で5か月連続変わらず、長期試算の前提としてすっかり定着しています。10%以上で試算するケースも約35%と、強気のシナリオを併せて確認する動きは引き続き根強く見られました。
目標額は1,000〜3,000万円が最多、1億円超も2割強
試算の目標額の中央値は約3,800万円。最も多い入力帯は1,000〜3,000万円(23.8%)で、1億円超も22.1%とほぼ並びます。5,000万〜1億円(18.7%)と合わせると約4割(40.8%)が5,000万円以上で試算しており、大きめの目標を置いて到達可能性を確かめる使い方が続いています。
取り崩しの想定利回りは6%で高止まり、上昇は一服
取り崩しシミュレーションの想定利回りの中央値は6.0%と前月から横ばいで、3月(5.0%)から3か月続いた上昇はいったん一服しました。初期資産の中央値は約3,000万円と前月(約3,500万円)からやや低下し、1,000〜3,000万円帯(29.8%)と3,000〜5,000万円帯(23.0%)が中心です。月々の取り崩し額の中央値は約25万円で、前月とほぼ変わりませんでした。
6月は夏のボーナスを前に、家計の配分を見直す人が増え始める時期です。今月のデータで目立ったのは、月額積立の中央値が3万円へと下がり、1万円未満の少額帯が3割近くまで増えた点です。まずは無理のない金額から始めた場合の将来像を確かめる試算が広がった一方、平均は約9.3万円と高く、少額と高額の二極構造は変わっていません。想定利回りでは7%が5%を上回って最多となり、中央値も7.0%で5か月連続の横ばい。取り崩し側は想定利回り6.0%で3か月続いた上昇が一服しました。増やす・使う双方で前提の数字が落ち着き、それぞれのペースで将来設計を確かめる動きが続いた一か月でした。
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